Quantcast
Channel: 化粧品成分辞典 »た行
Viewing all 21 articles
Browse latest View live

ダイズステロール

$
0
0
表示名称 フィトステロール
INCIコード Soybean(Glycine Soja)sterol
一般名 フィトステロール

ダイズステロールは、どのように作られるのか

植物界に広く分布している植物油脂からつくられる植物性ステロール。 植物油の脱酸工程で得られるガム質を精製して得られる、白色の結晶性の粉末。 においはほとんどなく、コレステロールと似ている。


ダイズステロールの性質

液体オイルに溶かして角質層になじませると吸収性がよく、また水分の蒸発を防ぐ。 コレステロールの代用としても配合される。 乾燥肌から守る効果があるため、乳液やクリーム類などに配合される。 乳化安定にも一役かっている。 水に溶けず、油脂類に溶ける性質がある。


ダイズステロールがよく使用される製品

主に、油剤、乳化剤などとして、乳液やクリーム、美白クリーム、基礎化粧品、頭髪用化粧品どに配合。


タルク

$
0
0
表示名称 タルク
INCIコード Talc
一般名 タルク

タルクは、どのように作られるのか

滑石という、やわらかい石を微粉にしたもの。 薄い板状の結晶で、主成分は、含水ケイ酸マグネシウム。 あせも予防に使用されている天花粉の主成分でもある。


タルクの性質

古くから、おしろいやメイクアップの下地に使われてきた。 さらっとした感触で、すべりがよく吸着力が高い反面、被覆力と吸湿力が弱い。 粒子の大きさによって性質や用途が変わるのも特徴。 粒子径が大きいほど、すべりはよく透明感があり、大きいものはフェイスパウダー類に、小さいものはアイシャドウなどに配合されている。 スクラブ剤として洗顔料にも配合されている。 肌への伸びをよくしたり、べたつきのない良い感触にする目的でファンデーションやベビーパウダー、ボディパウダーなどに多くの化粧製品に配合されている。


タルクがよく使用される製品

主に、スクラブ剤、抗ケーキング剤、増量剤、不透明化剤、滑沢剤などとして、乳液や洗顔料、パック、ファンデーション、フェイスパウダー、ベビーパウダー、ボディパウダーアイシャドウ、口紅などに配合。

炭酸Ca

$
0
0
表示名称 炭酸Ca
INCIコード Calcium Carbonate
一般名 軽質炭酸カルシウム

炭酸Caは、どのように作られるのか

石灰やセメントの原料となる白色~淡灰色の結晶粉末。


 

炭酸Caの性質

皮脂を吸収するため化粧くずれを防ぐ目的で粉体系ファンデーションや白粉などに配合されている。 水や油と相性がよいのが特徴。 多孔質なので、水や油剤を含ませたり、香料を含ませて配合し、保香剤として使用できる。


 

炭酸Caがよく使用される製品

主に、スクラブ剤、緩衝剤、増量剤、不透明化剤、口腔ケア剤などとして、ファンデーションやフェイスパウダー、メイクアップ化粧品、歯みがきなどに配合。

チャエキス

$
0
0

 

表示名称 チャエキス
INCIコード Camellia Sinensis Extract
一般名 緑茶エキス

チャエキスは、どのように作られるのか

ツバキ科ツバキ属の常緑大低木「チャノキ(茶の木)」の葉から抽出されるエキスの事。 カフェイン、タンニン、ビタミンC、ビタミンE、アミノ酸などを含んでいる。 主として緑茶カテキン(ポリフェノール化合物群)である。 タンニンの中で緑茶特有のフラボノイド成分をカテキンといい、抗酸化力の強い成分。


チャエキスの性質

消臭効果もあり、タバコの臭いを消すヘアケア剤にも配合されている。 フリーラジカル消去能があることが認められ、老化を防ぐ化粧品に応用されている。 抗酸化作用や収斂作用、美白作用、殺菌作用、消臭効果、抗炎症作用、デオドラント効果がある。 洗顔料や入浴剤への配合などで肌を引き締める効果がある。 飲料のお茶同様に、さっぱりした使用感を得られ、ニキビ防止や毛穴ケアによいとされる。


チャエキスがよく使用される製品

主に、乳液・クリーム・美容液・石けん・入浴剤・ボディケア商品・デオドラント化粧品などに配合。

月見草油

$
0
0
表示名称 月見草油
INCIコード Evening Primrose(Oenothera Biennis)Oil
一般名 月見草油

月見草油は、どのように作られるのか

ツキミソウまたは同属植物の種子から抽出されるエキスで、薄黄色の透明な液状の油脂。 脂肪酸組成ではリノール酸が主体で、リノレン酸も多く含まれている。 r-リノレン酸は免疫関連成分として重要な生体成分。 古くから抽出液を飲んでぜんそくの咳をとめたり、皮膚の炎症や発疹にぬったりして感染を防ぐ薬として使われてきた。


月見草油の性質

γ-リノレン酸は、免疫を高めるために重要な生体成分になっているので、肌の抵抗力を高め健康的な肌を取り戻す効果がある。 オイルとして肌へのなじみがよく柔軟作用にも優れている。 エモリエント効果や保湿効果、抗炎症作用がある。


月見草油がよく使用される製品

主に、皮膚コンディショニング剤、油剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、美白クリーム、石けん、メイクアップ化粧品、シャンプー、リンスなどに配合。

トウガラシエキス

$
0
0
表示名称 トウガラシエキス
INCIコード Capsicum Frutescens Extract
一般名 トウガラシチンキ

トウガラシエキスは、どのように作られるのか

ナス科植物のトウガラシの果実をアルコールで抽出して得られるチンキ剤(エキス)。 黄赤色の透明な液体。 辛味成分のカプサイシンを主体に、β-カロチン、ルテインを含んだ成分になっている。 果皮の色素はカプサイシン。


トウガラシエキスの性質

血管拡張・血行促進作用をはじめ、鎮痛作用、抗炎症作用、健胃作用、コレステロール低下作用など多くの作用をもっている。 皮膚刺激性が強いので、ほかのチキン剤と併用した場合には、配合量が合計1%以下に規制されている。 食用ではタバスコや七味唐辛子などの香辛料に使われている。


トウガラシエキスがよく使用される製品

主に、チンキ剤、皮膚刺激剤、毛根刺激剤、止痒剤などとして、ヘアトニック、ヘアローション、育毛剤、トリートメント、頭髪用化粧品などに配合。

トウキエキス

$
0
0
表示名称 トウキエキス
INCIコード Japanese Angelica(Angerica Acutiloba)Extract
一般名 トウキエキス(1)

トウキエキスは、どのように作られるのか

トウキエキスとは、日本原産のセリ科の多年草「トウキ(当帰)」又はその他近縁植物の根から抽出されるエキス。 淡褐色~淡黒褐色の液体~ペースト状で、わずかに特異なにおいがある。 トウキの根を湯通しして乾燥したものを当帰といい、古来から著名な漢方生薬として、浄血、鎮静、強壮に用いられ、特に婦人病の諸症状に使われてきた。 成分は貧血に効果のあるビタミンB12などを含んでいる。 トウキエキスに含まれるフタリド誘導体のリグスチリドは美白成分として知られる。


トウキエキスの性質

抗炎症作用、鎮痛作用がある。 血行促進、消炎、保湿効果のほかに、メラニンの生成を抑える美白効果があるといわれている。 乾燥からの肌荒れ防止や健康な肌を取り戻す化粧品などに配合されている。 生薬として婦人用医薬品としても使われている。 育毛効果、抗炎症作用、抗アレルギー作用があり、各種化粧品や育毛剤、入浴剤などに配合される。


トウキエキスがよく使用される製品

主に、クリーム・乳液・各種化粧品・育毛剤・入浴剤に配合。

トコフェロール

$
0
0
表示名称 トコフェロール
INCIコード Tocopherol
一般名 dl-α-トコフェロール(ビタミンE)

トコフェロールは、どのように作られるのか

植物界に広く存在している天然ビタミンE。 一般には合成品が使用されている。 黄色~黄褐色の透明のやや粘性のある液体で、においはないが、アルカリの存在に酸化し、暗赤色となる。


トコフェロールの性質

水にはほとんど溶けず、アルコールやオイルに溶ける。 血行促進作用、脂質の抗酸化作用があり肌荒れを防ぎ、加齢によるしわやたるみ、くすみを防ぐ目的で幅広い化粧品に配合されている。 皮膚の末梢血管を拡張して血液循環を促進する働きや、皮膚の角化を促進する働きを持っている。 発毛促進剤にも利用されるほか、医薬品として内服・外用に使われることもある。 食品では、酸化防止剤として使われている。


トコフェロールがよく使用される製品

主に、酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、保護剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、ベビーローション、ローション、美白クリーム、ヘアトニック、育毛剤、デオドラントなどに配合。


トレハロース

$
0
0
表示名称 トレハロース
INCIコード Trehalose
一般名 トレハロース

トレハロースは、どのように作られるのか

どのように作られているか 酵母、地衣類(コケ)、その他多くの植物に含まれている二つのグルコースから構成されているニ糖類。 自然界では動植物や微生物に広く存在している天然の糖。 パン酵母やビール酵母などの酵母類にも多く含まれている。 白色の結晶や結晶性の粉末。


トレハロースの性質

乾燥した環境で強い保湿力を発揮し、細胞を保護する働きがある。 硫酸かした硫酸化トレハロースは、角質層の水分保持機能を高めることでも有名。 食品にも良く使われている。


トレハロースがよく使用される製品

主に、香味剤、保水剤、保湿剤などとして、化粧水や乳液、クリーム、美容液、基礎化粧品などに配合。

ドクダミエキス

$
0
0

 

表示名称 ドクダミエキス
INCIコード なし
一般名 ドクダミエキス

ドクダミエキスは、どのように作られるのか

ドクダミ科植物ドクダミの葉、茎から抽出されたエキスです。


ドクダミエキスの性質

成分として、クエルシトリンを含んで、特異なにおいがあります。


ドクダミエキスがよく使用される製品

抗菌効果があり、生薬として創傷の治癒に用いられていたことから、肌荒れやニキビの予防の目的で配合されています。

豆乳発酵液

$
0
0

 

表示名称 豆乳発酵液
INCIコード なし
一般名 豆乳発酵エキス

豆乳発酵液は、どのように作られるのか

マメ科植物ダイズの種子より得られた豆乳を乳酸菌などで発酵させて得た培養液にエタノールを加え、濾過して精製したエキスです。


豆乳発酵液の性質

主要な成分としてイソフラボンを含んでいます。イソフラボンはエストロゲンにみられる女性ホルモン様作用を持っており、肌機能の活性化効果が期待できます。その他皮脂線の活動を抑制したり、美白効果などへの研究も進められている注目の成分です。


豆乳発酵液がよく使用される製品

ハリと艶のある健康的な肌状態を維持する目的でクリーム、美容液、その他トリートメント効果の高い商品に配合が適しています。

トレオニン

$
0
0

 

表示名称 トレオニン
INCIコード Threonine
一般名 L-スレオニン

トレオニンは、どのように作られるのか

アミノ酸の一種。


トレオニンの性質

必須アミノ酸の一種で水に溶けやすく、アルコールにはやや溶けにくい性質があります。


トレオニンがよく使用される製品

保湿効果や肌機能の活性化効果が期待され、肌の健康を維持するための幅広い化粧品へ配合が適しています。

豆乳末

$
0
0

 

表示名称 豆乳末
INCIコード Soymilk Powder
一般名 豆乳末

豆乳末は、どのように作られるのか

マメ科植物ダイズの種子を水浸させた後、摩砕して、水を加え加熱して精製された乳液を乾燥させた粉末です。


豆乳末の性質

成分としてはタンパク質、多糖類、イソフラボンを含んでいます。


豆乳末がよく使用される製品

肌機能活性効果、保湿効果があり、乾燥などに負けない健康的な肌を維持する目的でパックやクリームなどに配合されます。

冬虫夏草エキス

$
0
0

 

表示名称 冬虫夏草エキス
INCIコード なし
一般名 冬虫夏草エキス

冬虫夏草エキスは、どのように作られるのか

トウチュウカソウの子実体とその寄生主である昆虫の幼虫の複合体をエタノール溶液で抽出したエキスです。


冬虫夏草エキスの性質

成分としてはコルジセピン、コルジセプス酸、多糖類、タンパク質を含んでいます。


冬虫夏草エキスがよく使用される製品

肌機能活性化効果、保湿効果があるので、健康で活き活きした肌を維持する目的で美容液、クリーム、乳液などへの配合が適しています。

チンピエキス

$
0
0

 

表示名称 チンピエキス
INCIコード なし
一般名 チンピエキス

チンピエキスは、どのように作られるのか

ミカン科植物ミカンの果皮より抽出されたエキスです。


チンピエキスの性質

成分としては精油、多糖類ヘスペリジンなどを含んでいます。


チンピエキスがよく使用される製品

消炎効果と血行促進効果にすぐれ、肌荒れやくすみを防ぐ目的でクリーム、乳液に応用できます。特にマッサージやパックなどに配合すると効果的です。


チロシン

$
0
0

 

表示名称 チロシン
INCIコード Tyrosine
一般名 L-チロシン

チロシンは、どのように作られるのか

なし


チロシンの性質

フェノール基を持つ芳香族アミノ酸の一種で、生体内で甲状腺ホルモンのチロキシンやドーパミンなどの生理活性成分の前駆体として機能しているが、肌においてはメラニン色素の前駆体としてよく知られています。


チロシンがよく使用される製品

生体内で様々な生理活性成分の前駆体として代謝されているので、肌機能活性効果を期待され、健やかな肌状態を維持する目的で幅広い化粧品に配合できます。

タウリン

$
0
0
表示名称 タウリン
INCIコード Taurine
一般名 タウリン

タウリンは、どのように作られるのか

なし


タウリンの性質

生体内に含まれる含硫アミノ酸の一種で化学名は2-アミノエタンスルフォン酸です。


タウリンがよく使用される製品

肌機能活性化効果があるので、健康で活き活きした肌を維持する目的で美容液、クリーム、乳液などへの配合が適しています。

この記事を読んだ人におすすめ

タイソウエキス

$
0
0
表示名称 タイソウエキス
INCIコード なし
一般名 タイソウエキス

タイソウエキスは、どのように作られるのか

クロウメモドキ科植物ナツメの未成熟果実を乾燥させてから水、エタノール、1,3-ブチレングリコールなどで抽出されたエキスです。


タイソウエキスの性質

成分としては糖分、有機酸類、サポニンの他、サイクリックAMPも含んでいます。


タイソウエキスがよく使用される製品

肌機能活性化効果、保湿効果があるので、若々しい肌を維持する目的で美容液、クリーム、乳液など幅広く配合されています。

この記事を読んだ人におすすめ

ダイズエキス

$
0
0
表示名称 ダイズエキス
INCIコード Glycin Soja (Soybean) Seed Extract
一般名 ダイズエキス

ダイズエキスは、どのように作られるのか

マメ科植物ダイズの種子から抽出したエキスです。


ダイズエキスの性質

成分としてイソフラボン、サポニン、アミノ酸等を含んでいます。


ダイズエキスがよく使用される製品

保湿効果、皮膚細胞の活性効果があるので加齢によるトラブルを防ぎ、潤いのある肌をつくる化粧品への配合に適しています。

この記事を読んだ人におすすめ

動物性プラセンタ

$
0
0

プラセンタの特徴と効果

プラセンタとは英語で胎盤という意味です。胎盤は、母体と赤ん坊をつなぐ重要な器官ですが、そこには豊富な栄養素が含まれています。そのため、医薬品、健康食品、化粧品など、美容と健康を目的とした商品にしばしば配合されています。ただ、胎盤そのものを食べるわけではありません。胎盤から特殊な方法でエキスを抽出し、それを使用しているのです。

そんなプラセンタにもさまざまな種類があります。大別すると動物性プラセンタ、植物性プラセンタ海洋性プラセンタの3種類です。

成長因子で老化防止効果も?動物性プラセンタ

3種類の中で中心的な存在は、動物性プラセンタです。各種アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素などの栄養素が豊富であることに加え、成長因子が含まれていることが特徴です。

成長因子には、細胞を刺激し、細胞分裂を活性化する働きがあります。つまり、成長因子を摂取すると新しい細胞が生みだされやすくなり、老化防止が期待できるのです。

豚プラセンタ

現在、プラセンタの原料とされている動物には、豚、馬、羊がいます。その中でも、最も多く流通しているのが、豚のプラセンタです。豚は多産であるため、大量生産が可能で、安価で販売することができます。

以前は牛のプラセンタも多かったのですが、狂牛病の騒動以来、利用が禁止されてしまいました。また、豚の組織は人間の体と相性が良いと言われていることも、広く普及した理由のひとつです。

ただ、豚は病気にかかりやすいため、予防接種や薬剤投与を大量に行われていることが多く、それが、人体になんらかの影響を与えるのではないかと懸念されています。そのため、現在では、清潔な環境で飼育し、少量の薬しか用いないSPF豚のプラセンタが注目されています。

馬プラセンタ

一方、人気の点でトップを走るのが、馬のプラセンタです。その人気の秘密は、栄養価の高さにあります。

アミノ酸の含有量は、なんと豚の300倍の数値を記録。その上、豚のプレセンタには存在しない必須アミノ酸を数多く含んでいます。その他にも、ビタミン、ミネラル、核酸、酵素などの量も豚を上回り、まさに栄養素の固まりです。

馬には1年近い妊娠期間があり、基本的に1匹ずつしか子供を産みません。そのため、じっくり時間をかけて丈夫で密度の高い胎盤ができあがるのです。

しかし、出産に時間がかかるということは、プラセンタの大量生産が困難なことを意味します。希少価値が高いため、その価格も手軽には手を出しにくいものになっています。

羊プラセンタ

羊の胎盤は、アミノ酸組織が人に酷似しているため、拒絶反応の心配が少なく、体内への吸収力も高いのが魅力です。ただ、狂牛病が問題になった際に、牛と同様、胎盤の利用が制限されてしまいました。そのため、今では狂牛病の発生していないニュージランドからわずかな量を輸入しているだけです。

ヒトプラセンタ

ちなみに、人間の胎盤を採取してプラセンタを作ることも、もちろん可能です。しかし、人のプラセンタは、薬機法(薬事法)によって、栄養食品や化粧品としての利用を禁じられています。使用が許されているのは、医薬品としてだけです。

この記事を読んだ人におすすめ

Viewing all 21 articles
Browse latest View live




Latest Images